ラグビーのルールは簡単だった!

ラグビーのタックルは誰にでもしていいの?

ラグビーの試合を見ていて観客から「オー」や「ワ〜」と盛り上がりをみせくれるプレーがいくつかありますよね。このページでは、観客が盛り上がるプレーの1つ。タックルの疑問についてふれていきたいと思います。

 

 

<ポジションの仕事>

多くの歓声は、華麗なステップ敵を抜き去り、応援しているチームがトライをとる瞬間ではないでしょうか。

 

 

日本代表が史上初めて決勝トーナメントに進んだ、ワールドカップ2019でも松島選手や福岡選手のトライが日本中を元気にしてくれました。

 

 

特に、スコットランド戦で見せてくれたフォワードの稲垣選手がトライした時の盛り上がりは、記憶に残るものでしょう。

 

 

しかし、一方でトライを取らなくても大活躍をしていた選手達がいるのをご存じでしょうか?

 

 

むしろ、福岡選手や、松島選手のポジション ウイングはトライを獲るのが仕事です。トライを取れなければ試合に出れないという事になります。

 

 

トライを獲るという事は、ボールが自分達のボールである事が大前提です。そのボールを相手から奪いとる選手達がいる事を忘れてはいけません。

 

 

タックルという素晴らしい武器で、何度も相手にぶつかり、自陣への侵入をふさぎ続けた選手達がいたのです。

 

 

ラグビーのポジションの中でも、仕事人と呼ばれる彼ら無しでは日本代表の勝利などあり得なかったのです。

 

 

<フランカー 6番、7番>

フォワードの中に、背番号6番、7番をつけた選手がいます。この選手のポジションはフランカーと呼ばれ、近代ラグビーでは花形ポジションと言われるほど人気のポジションで、日本でも人口が多いポジションです。

 

そして、この2人のポジションが他の選手より優れたスキルが”タックル”です。

 

ワールドカップ日本代表のメンバーでフランカーを任せられたのが、以下の2名でしたね。

 

◆ピーター・ラブスカフニ選手

ソース:ラグビーw杯

 

 

◆リーチ・マイケル

ソース:ラグビーw杯

 

 

ご存じですか。ピーター・ラブスカフニ選手は、ワールドカップ2019の5試合で68本のタックルを決めランキングで堂々の5位にランクインしています。

 

ニュージーランドやイングランドの選手達が名を連ねる中で、堂々のランクインを果たしています。また、6位にはロックのジェームス・ムーア選手が67本でランクインしているのも驚きです。

 

 

 

相手の攻撃をシャットダウンし、ゲームの流れを変えるタックルは、トライを獲るよりも価値が高いプレーと言われます。

 

 

「じゃー、皆タックル決めろよ!」と思うかもしれませんが、やりたくても、やりたい気もちがあっても、簡単に出来ないのがタックルなのです。

 

 

是非、下記のワールドカップのベストタックル10を見て下さい。

 

 

 

<タックルは誰にしてもいいの?>

ここからは、タックルのルールについて紹介します。まず、タックルはボールを持っている相手にしかできません。ボールを持った選手以外の選手にタックルをしてしまったら、恐らく一発退場になってしまうでしょう。

 

「えっでも、ボールを持ていない選手にタックルしているでしょ?」

 

と疑問に思ってしまう方もいるでしょう。

 

タックルが成立した後、双方のチームがボールを奪おうとぶつかり合います。この形をラックと言いますが、この時、タックルのようなプレーになってしまう事もありますが、これは"オーバー"です。

 


画像ソース

 

 

ボールを奪いに来た選手に、「どきなさーい!」と掃除するプレーをオーバーと言います。ボールを奪いに来る人とは↓画像見たいな人です。

画像ソース

 

すごい必死に取りに来てるでしょ。この選手にタックルしてはだめです。押し返すか、ボールを獲られないように手をどける必要がありますが、押し返す時にオーバーが激しくて相手が倒れてしまう事もあります。

 

ハイタックル

近年のルール改正で特に厳しく見られるようになったのが、ハイタックルの反則です。

 

 

少し昔までは、基本的にただの反則。今のは少し危険かな〜??という時はシンビンで10分間退場するのが殆どでした。

 

 

しかしながら、最近では、シンビンは当たりまえ。むしろ、退場か?退場しなくていいのか?の2択になるレフェリングがとても多くなってきました。

 

 

妥当な判断なのかもしれませんね。だって、こんなに危険なプレーなのですから。↓

 

 

子供達が、より安全にラグビーを楽しめるように、そして、ラグビー人口がもっともっと増えるように、日々ルール改正が行わています。

 

 

グランドに倒れている選手は、踏んでもいい。という時代もありましたからね。”スタンプ”と言いますが、倒れている選手で少しでもボールの邪魔となる選手を踏みまくっていたのです。

 

とても危険ですよね。このスタンプにより海外の試合では死者も多く出ております。ルールが変わって本当に良かったです。

 

小学生のタックル

日本の少年ラグビーでは、3年生からタックルが有りとなります。2018年のルールまでは1年生からタックル有りでしたが、安全の観点から競技規則が変更になっております。ちなみに、イギリスやニュージーランドなどのラグビー先進国は、もともと中学年からタックル有りです。

 

 

小学生の試合を見ていると、中には大人顔負けのタックルを決める子もいます。タックルのスキルは非常に難しく、短時間の練習だけでは身に付かないスキルなのに本当に凄いです。

 

 

特に、ラグビー経験者を親に持つ子供さんは、チームの全体練習以外でしっかりと教えこまれているため、未経験者の子供さんに比べてスキルも素晴らしいです。

 

 

特に、ラグビーの基本と言われている”姿勢”を取るのが上手な選手が多いですね。

 

 

 

 


トップページ 世界の名フランカー ルール