ペナルティーは何故スクラム以外のキックも蹴れるのか?
このページでは”ペナルティー”について解説いたします。
1試合で両チーム合わせて約10回は発生させてしまうペナルティーはノックオンとは違い、何故スクラム以外のキックも蹴れるのか?理解する事が出来ます。
反則を犯すと、@必ず相手ボールのスクラムからスタートする反則と、A反則を犯した場所から、スクラム以外でスタートする反則があります。
スクラム以外とは、例えば、ペナルティーゴール(3点)を狙ったり、その場所からパスを回して攻めたり、勿論スクラムも選択出来ます。
Aの反則はすべてペナルティーとして扱われます。
悪い事でもしたのでしょうか???
この2つの反則には大きな違いがあります。それは、相手のプレーを妨げる反則をしたかという点です
ノックオンやスローフォワードの反則はスクラムを組みます。この2つの反則は、自分たちのアタック(攻撃)においてルールを守れなかった反則です。
相手のプレーを妨げようとしたプレーではありません。
一方、ノットリリースザボールやオフサイドなどの反則は相手のプレーを妨げる反則なのでペナルティーとなります。
◆ノットリリースザボールがペナルティーとなる理由
タックルをされると、ボールを離さなければいけません。しかし、倒れた瞬間に相手がボールに絡んできた時はボールを取られまいと離さない事があります。
これは、相手のディフェンス行為を妨げた事になります。
出典:http://www.kyushu-rugbyjuku.jp/
◆オフサイドがペナルティーとなる反則
オフサイドは基本、オフサイドラインの前からディフェンスに行った際やオフサイドラインが解消される前にディフェンスに行くと笛を吹かれます。つまり、相手からしてみれば「タックルに来るの早くね〜」となります。
いつもなら、出来るサインプレーがディフェンスが早く出てきた為に出来なくなってしますのです。これは、相手のアタック(攻撃)を妨げたプレーとなります。
これらの反則はペナルティーととなり、タッチキックで大きく陣地を稼ぐことも、ペナルティーゴールを狙いに行く事ももちろん、スクラムから試合再開する事も出来ます。