ラグビーのルールは簡単だった!

ラグビーのスクラムとは?

このページではラグビーのスクラムについて紹介します。

 

 

スクラムは、ラグビーの試合を観戦していると必ず1回は見るプレーなのでしっかりと覚えておきましょう。まず、このページでは、”スクラムとは何か”をお伝えいたします。

 

スクラムとは何か?

試合中に中断があった際、プレーを再開する時に行うスクラムですが、基本的に下記フォワードのポジションと人数で構成されます。

ポジション

背番号

プロップ

1番、3番

フッカー

2番

ロック

4番、5番

バックロー

6番、7番、8番

合計人数

8人

 

 

下記図のように、集団が両側から8人対8人で押し合います。

 

 

一人一人が、隣の人のジャージをしっかりと掴んでいるのが分かりますか?これは、”バインド”と言います。しっかりとバインドしないでスクラムを組むと反則と取られてしまいます。

 

 


イラスト:ワールドラグビー競技規則

 

 

スクラムの真ん中からスクラムハーフ9番がボールを投入し、ボールの争奪戦がスタートします。ボールは反則を受けたチームのスクラムハーフ(9番)が投入します。

 

 

タイミングも、ボールを転がす場所も合わせられるので、基本的にはボールを投入したチームがボールを確保します。

 

 

 

このスクラムは、フォワードの8人で組む事が基本とされておりフォワードの強さを図る指標とも言われています。ラグビーの試合では、フォワードが負けてしまうと試合に勝つ事が非常に難しくなってきます。

 

 

その為、スクラムで「フォワードが負けると試合に負ける」と言っても過言ではありません。

 

 

日本代表はワールドカップ2019日本大会のリーグ戦で、アイルランド、スコットランド、サモアといった強豪国のスクラムを押し返し、試合の流れを一気に引き寄せるプレーがありましたね。

 

 

もう一度、日本代表のスクラムを見てみましょう。しっかり8人の力を押し相手ボールのスクラムをマイボールにしています↓

 

 

 

見事、日本はリーグ戦4連勝を果たし初のベスト8に進出しています。惜しくも南アフリカに敗れてしまいましたが、逆に南アフリカ戦ではスクラムで大きく前進されるプレーが印象的でしたね。

 

 

 

日本が弱いわけではありませんが、南アフリカのフォワードは強かったですね。点数も3−26と世界トップレベルの強さを目の当たりにした試合でした。

 

 

最後に、このスクラムの中でよく起きる反則を紹介しておきましょう。スクラム中もよくレフェリーが笛を吹きます。反則が起こり易い場面でもありますが「なんの反則だよ〜!」とツッコミたくなる人も多いでしょう。

 

 

しかし、スクラムでの反則は限られているため以下の3点を覚えておけば、悩むことなく楽しく試合を観戦出来るはずです。スクラム時にレフェリーの笛が鳴ったら、下記3つのどれかがあったんだと思って下さい。

 

 

スクラムを故意に崩す

⇒故意でなくてもスクラムが負けているチームは、「ワザと崩して押されないようにしている」と判断され易いです。

 

 

スクラムを故意に回す

⇒スクラムが回ると、相手ボールになってしまいますが、ディフェンス側は故意に回すと反則を取られてしまいます。1番が押して3番がワザと押されればスクラムは回ってしまいますが、反則を取られてしまいます。

 

 

頭を上げる

⇒スクラムが押されても、途中で組むのをやめて頭を上げてはいけません。素直に後ろに押され続けなければ反則を取られてしまいます。

 

押されるのが嫌で、故意にスクラムを崩す行為に当たりますね。

 

 

 

以上、ラグビーのスクラムについて紹介致しましたが、次のページでは”どんな時にスクラムを組むのか?”について詳しく説明していきます。


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