とらいしても喜ばない人がいるのは何故??
このページでは、トライをしても喜ばない選手がいるのはなぜ?という疑問について解説していきます。
近年はトライをして喜ぶ選手がテレビに映るようになりましたが、一昔前(2000年以前)はトライをしても喜んでいる選手は、ほぼゼロでした。
南アフリカが誇るバックス アンドレ・スナイマンをご存知でしょうか?どれだけ自陣からごぼう抜きしようが、ナイスタイミングでボールをもらってトライしようが笑顔1つ見せない超クールなラガーマンでした。
【別サイト:超カッコいいトライをしても絶対に喜ばないラガーマン】
ラグビーの精神はご存知ですか?
ONE FOR ALL ALL FOR ONEです。
(ワンフォーオール・オールフォーワン)
1人はみんなの為に、みんなは1人の為にです。
つまり、トライをしたからといってお前1人で頑張って取ったトライではないんだぞ皆がとったトライだぞ!といったようなですかね。
下記の動画は、元日本代表の栗原選手が大学時代の試合です。NEC相手に自陣から走り切りトライをとったにも関わらず、凛々しい顔で軽く右手をあげたくらいです。
この動画のように、トライを取って走り回ったり飛び跳ねてガッツポーズを決める人はほぼ皆無です。
サッカーだと点を決めれば、大喜びです。ダンスをする人もいます。サッカーも1人では点数を決めることは出来ないのにこの違いはなんなのでしょうかね。
ラグビー選手に「もっと喜ばないの?」と質問したところこう答えました。
「喜びたいけど、普通喜ばない」
普通って何だよ!普通ってー!って感じじゃないですか。「えっじゃあ本当は喜びたいの?」
「かっこいトライの時はすげー喜びたい。なんかラグビーは昔から喜ばないんだよね」ってな感じで、なぜか喜ばないようです。
気になりますよね、トライをしても喜ばない精神。本当はもっと喜びたいんじゃないか?叫んで、ガッツポーズしてカズダンスして。。。
じゃあ、何故トライをしても大喜びしないのか?調査すると、とある要因が浮かび上がりました。
高校の監督の教え
トライをして大喜びしたら怒られる!そんな事が潜在意識の中ににあるかもしれません。
どうやら、高校生の時に「トライしただけで何で喜んでんだ?トライを取れたのはお前のお陰ではない。プロっプがスクラムを組んでくれてるからだ。」
等の事を実際に言われたり、バカ怒られている先輩を見て「あっ喜んじゃダメなんだ。」と自分の中で納得したつもりになっていたようです。
でもなんかしっくりこないと感じたことがあるようです。それは、「ラグビーは1人でやっているんじゃない!」と言う教えについてです。
「いやいやいや、野球もサッカーもアメフトも1人でやってねーし。むしろアメフトなんてもろタッチダウンする奴のための兵隊だし!でも点を決めたら大喜びする。」
この違いは何ですか??
これについて、全員が監督に反論したかったけど当時は怖すぎて無理だったようです。
もしかしたら、この教えについて誰も納得している選手はいないかもしれません。それはむしろ、監督自身も。監督の高校時代の監督も。
ただ、ラグビーというスポーツの中でトライをしても大喜びしてはダメ!という暗黙のお約束を守り続けているだけかもしれません。
別に守らなくても良いのに。。。
まあ色々と周りの目とか、協会の目とかもあるかもしれませんが。もっと喜んでもいいような気がしまよね。
ラグビーを始めようとしている小学生もトライしたら喜びたいはずです。