ウイング - バックスの両端にいる選手
ラグビーの花形ポジションとして、注目されるウィングについて、もう少し具体的にどのような仕事をするのか説明致します。
ウイングの背番号は11番と14番ポジショニングするのは、基本的にバックスの両端にポジショニングします。
<写真>
引用:コベルコスティーラーズ
理想としては、スクラムハーフからのパスを10番(スタンドオフ)が受け取り、12番⇒13番15番と繋ぎ最後に14番or11番が美味しい所をもらうというパターンが綺麗です。
↓こんな感じです。
「えっ、ボールをもらってトライするだけ?」なんて思ったりしませんか?
「ウィングはトライして当たり前」のような事を言う人もいますがウイングの選手からすると「じゃあお前トライ取ってみろよ!」なんて思うかもしれません。
しかも、昔と比べディフェンス力のレベルが格段と上がった現代ラグビーにおいては、トライを取るのも一苦労です。早いだけではダメ!強くて早いウィングが求められるのです。
更には性格なキックと1対1では抜かれないディフェンス力も必要です。
基本的にトライを取ることが仕事のウイングですがどうしてもトライを取りにくい日があります。
それは、雨の日です。
雨の日の試合はいつも通りのハンドリグスキルで、ウイングまでボールを回してトライを取りにいくというサインプレーがほぼゼロに等しいです。
フォワードがボールを持って相手のタックルをはじき返しながら前に進み、ボールがバックスに出てきてもフォワードの近い場所で勝負。逆にフォワードは大忙しです。
その為、ボールが回ってこないウイングは暇です。しかも、雨。 寒いです。凍えます。サマーキャンプの練習試合とは違い、公式戦は真冬に行われます。
タダでさえ寒いうえに雨。しかも暇。最悪です。
雨の日は嫌いという選手は多いと思われますが特にウイングの選手は大嫌いでしょう。
ただ、逆に猛暑の夏はナイスなポジションです。サイドラインに近くにポジショニングするウイングは、ウォーターボーイとも近いので、夏の暑い練習・試合中でも直ぐに水が飲めちゃいます。
ではここで、世界の名ウイングの方々を紹介致します。
まずは元日本代表の吉田義人
明治大学の名キャプテンと言えばこの人。19歳で日本代表デビューを果たし、スコットランド戦でのトライは、いつまでも語り継がれています。
有名選手をかき集め、適当に練習をこなしていた明治大学を立て直し大学選手権優勝に導いた吉田はまさに明治大学史上最高のキャプテンと言われています。
↓スコッドランド戦のトライ
そして大畑大介
日本代表最多トライ数記録保持者で圧巻のスピードはまさにワールドクラス。優れた身体能力は他スポーツ選手と比べてもトップクラス。
TBSのスポーツマン筋肉番付でも優勝を果たした実績があります。
ジョナロムー
196cm、119kgながら100メートルを10.5秒で走る。怪物と称されて、恐れられた伝説の大型ウイング。
目の前に、こんなデカい奴がいたらテンションがた落ちです。オールブラックスには史上最年少の19歳で選出されました。
手が付けられない姿は「暴走機関車」と呼ばれ、W杯で二度のトライ王を獲得し、通算最多記録の15トライをマークしております。
↓プレーまとめ
ショーン・ウィリアムズ
身長170センチ、体重80キロと小柄ながら驚異的瞬発力で、ウエールズ代表として歴代最多のテストマッチ58トライを記録し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでの2トライを含めた60トライは、世界歴代3位。
2000年2月のフランス戦でウエールズ代表デビュー以来、91キャップ(ライオンズでの4キャップ含む)を重ね、3大会のワールドカップ(2003〜20011)では10トライを記録した選手です。
↓プレーまとめ