世界の名選手に学ぶラグビー フランカーの美学
このページでは、フランカーの美学。つまり、フランカーがどれほど男前なポジションで、どれほど勝敗に直結するポジションなのか解説いたします。また、世界の名フランカーについても紹介しますので、カッコよすぎる男達をご覧ください。
天性のコース取り
フランカーってカッコ良くないですか?フランカーこそ、ラグビーの花形であり、フランカーの強いチームは、強いチームではないでしょうか?
グランドを自由無人に走りどんな所でも、タックルをして、どんな所にも顔を出し攻撃に参加する。
フランカーの運動量こそ、試合のカギを握っているといっても過言ではありません。近代ラグビーにおいて、ラグビーの勝敗を左右するのは間違いなく、フランカーの活躍次第です
そんなフランカーの美学が「コース取り」です。フランカーは、相手ボールのスクラムからボールが出ると、一番にタックルに行きます。
スクラムハーフ(9番)からスタンドオフ(10番)にボールが回れば、相手BK(バックス)に、最短で、最速にタックルに行けるコースを見つけ、タックルに行きます。
もちろん、相手の8がそのまま攻めてきても、激しく勇敢にタックルに行くのです。
↓こんな感じです。
とにかく、敵が走るコースを予測し、スーパータックルをお見舞いします。
更にそれだけではありません。先読みのコース取りも凄いです。
自分のチームのBK(バックス)が相手に抜かれても、抜かれるのを予測していたかのように味方の後ろにカバーに入りタックルに行くのです。
最高のSPですね。ディフェンス時のチーム信頼度も高く、近くにいてくれた安心する存在です。
更に更に、コースを読む力はタックルの時だけではありません。
味方のアタック(攻撃)の時もです。「あの辺で、敵に捕まるから、あの場所まで早く行きボールを確保しよう」とか、見方が相手に捕まった時に、一番早フォローにつけるコースを考えプレーをするのです。
一番早くタックルに行き、一番早くラックorモールに行きボールを確保する。
男樹を感じます。
中でも、フランカー好きを興奮させるプレーはジャッカルです。基本的にアタックはどの選手も素晴らしいプレーを見せてくれます。しかし、ジャッカルに関してはまさにスキルの塊です。
15人いるチームの中にも、出来る人・出来ない人、得意な人・苦手な人がいます。
しかし、チームに1人ジャッカルが得意な人が”いる”のと”いない”のでは雲泥の差があります。
何しろ、このジャッカルからマイボールになり攻守が逆転した場合、その後、得点まで持っていく確率はとても高くなります。
「ジャッカルって何?」と言う方は世界を代表するジャッカルキング サム・ウォーバートン(ウェールズ代表)の動画をご覧下さい。。
そして、1つ面白い教材をご紹介させていただきます。元日本代表 野澤武史(のざわたけし)さんが監修した「ラグビー上達革命」です。
ラグビーの上達を目的とした教材ですが、まさにこの野澤さんこそグランドを自由無人に走り、何処にでも顔を出しタックルをズバズバ決め、日本のファンを魅了したフランカーなのです。
怪我に悩まされ、若くして引退してしまいましたが、高校時代の時から、彼を勉強するために日本中のフランカーが花園へ試合を見に行くぐらい素晴らしい選手でした。
もし、あなたがディフェンスのプロから指導を受けたことがないであれば、ディフェンス練習の”バイブル”として是非 もっておきたい教材です。