ラグビー選手の年俸

ラグビー選手の年俸

このページではラグビー選手の年俸について予想致します。トップリーグとは言え、完全プロ化したわけではない日本ラグビーですが、選手の年俸はおいくら万円なのでしょうか。

 

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1億円プレーヤーはいるの?

ラグビー選手は、トップリーグとして活動しておりますが、完全にプロ化した訳ではありません。日本人でプロとして、試合に出場している選手はごく僅かです。プロとして活動したくても、出来ない選手は沢山います。

 

 

プロになりたい願望がある選手がいる一方で、日本人のプロ化を導入しない企業もあります。基本的に選手たちは、朝練を終えて日中は仕事をして、午後から練習というスケジュールになります。

 

 

プロ選手になったとしても、日本人プレイヤーとして年収は1億円を満たないのが現状ですが、世界に目を向けると年俸1億円超えのスーパースターが活躍しています。

 

 

これから、年俸1億円超えと報じられた名選手達を紹介致します。なんと、われらが日本代表の1人も1億円プレイヤーとして名を連ねた年もありました。

 

ジョナ・ロムー(NZ)

2007年現役引退 怪物と称されたスーパーウイング 1995年のワールドカップで大活躍し、その名を世界に知らしめました。

 

アディダスとのスポンサー契約は1000万NZ$(当時約6億5000万)と言われておりまさに、無敵のスーパーウイングとしてトライを量産しました。奇しくも40歳の若さでこの世を去っています。
↓ジョナ・ロムーのスーパープレーはこちら

 

 

 

ダン・カーター(NZ)

オールブラックスのスタンドオフとしてチームの司令塔を務めたスター選手。ゲームメイク、パススキル、キックスキル、どれをとっても超一流。
フランスのラシン・メトロからは年俸約2億5000万円 世界最高年俸でラブコールを受けました。

 

そして、2018年シーズンから日本のトップリーグ 神戸製鋼でプレーをしています。海外のラグビーニュース記事によると、年俸は110万ポンド 日本円で1億5000万円と言われています。

 

↓ダン・カーターのスーパープレーはこちら

 

 

 

ジョニー・ウィルキンソン(ENG)

2014年で現役引退。2003年のワールドカップは、間違いなく彼の右足無しでは、イングランドの優勝は無かったと言っても過言ではないでしょう。

 

 

ワールドカップ歴代最多の249得点を記録しております。フランスのトゥ―ロンへ移籍した際は年俸70万ポンド(当時約1億円)と報じられました。

 

↓ウィルキンソンのスーパープレーはこちら

 

 

 

五郎丸 歩(日本)

ラグビーワールドカップ2015ではフルバックとして出場し、予選リーグの3勝に大きく貢献。ベストフィフティーンにも選出され、ワールドカップ終了後はスーパーラグビーのレッズに移籍しました。

 

 

言葉の壁があってか、レッズでは回りと上手くコミュニケーションが図れず、フランスのトゥーロンへ移籍。なんとトゥーロンでの年俸が167万ユーロ(約1億9000万円)と2016年ラグビー選手の年俸ランキング1位となっています。

 

↓五郎丸のプレー集

 

 

ソニー・ビルウィリアムズ(NZ)

オールブラックスのセンターとしてワールドカップ2019にも出場したソニービルが、とてつもない額でリーグラグビーのトロントに移籍しました

 

2年契約で結ばれた金額はなんと260万ポンド 日本円で3億7000万円と言われています。これはリーグラグビーの平均賃金のの40倍です。

 

↓ソニービルプレー集

 

トップリーグ 日本人選手の年俸

日本人プレイヤーはと言いますと、日本企業は仕事との両立が必要になります。これは、選手達が引退した後の事もきちんと考えられているからです。

 

 

ただ、100%でラグビーに専念するか?仕事30%ラグビー70%か?契約時に選べと言われれれば、多くの選手は前者を選ぶでしょう。

 

 

しかし、考えてみて下さい。30歳で引退して入社2年目、3年目の新人に「確認お願いします。」なんて言うのも嫌ですよね。

 

 

その為、ハードな練習をこなし朝は決まった時間に出社をする。更に、自分の仕事が終わらなければ練習が終わった後に仕事に戻るという選手もいるのが現状です。ハードな生活ですね。しかし、こういった選手は引退後も相応なポジションが準備されています。

 

 

そして、ほとんどの選手が他の正社員が貰う給料と同じ形態とういのが現状です。プロ選手になれた方は、年棒○千万円で○年契約という、ごく一般的なプロとしての給料形態で生活が出来ます。

 

 

日本人のプロ選手が多いトップリーグのチームは、キャノン、サニックス、パナソニック、日野レッドドルフィンズの名があげられます。
(ざっくりと感覚的なところもありますが)

 

日本人プロ以外

日本人プロ契約

外国人プロ契約

会社の給料形態に基づく

1000万円〜5000万円

1000万円〜1億5000万円

 

 

プラスアルファとして提示されるのが、ファイトマネーです。勿論、全部の企業が導入しているかは不明ですが、ほとんどの企業でインセンティブは準備されています。

 

 

これは、試合1試合出れば10万円。更に試合に勝利すれば10万円というように報酬が支払われます。これは、嬉しいですね。もちろん選手だけなくスタッフにも支払われます。

 

 

しかし、今の日本ラグビー界においてはプロ野球選手のように、3億円/年と言うような選手がいないのが現状です。5,000万円クラスであれば日本代表クラスでいる可能性があります。。。

 

 

それほど、お客を入らないしサッカーや野球ほど人気がありません。。。競技人口が少ないという悲しい現実です。日本ワールドカップ前の2018年ラグビートップローグの平均入場者数は5千人程度でした。(ワールドカップ2019後に期待です。)

 

 

外国人選手はほとんどプロ契約の選手ですが、超有名選手を覗いては、高額とまではいきません。また、学生時代から日本プレーしている選手の中には、正社員として入社しプレーする選手もいます。

 

 

サントリーやパナソニックなどトップリーグの上位チームには、超有名プレーヤーも加入します。オールブラックス代表の超有名選手は、高額で契約されます。少なくともニュージーランドのスーパーラグビーでプレーする2倍の額と言われています。

 

 

過去、日本のトップリーグでプレーしたオールブラックス代表の選手には、

 

 

サニックスで活躍した、ジェイミー・ジョセフ(8)、バショップ(SH)。2005年シーズンにトヨタ自動車で活躍したれロックのトロイ・フラベル、ティアティア(2017年サンウルブズヘッドコーチ)、他にもノヌーやソニービルはトップリーグを経験した実績があります。

 

 

2018年に3度の世界最優秀選手に輝いたダン・カーターが神戸製鋼、そして2019年にはキアラン・リードがトヨタ自動車に加入します。ニュージーランドで約5000万円を稼ぐリードは、億を超える事が予想されます

 

 

また、オーストラリア代表からも有名選手が加入し日本ラグビーを盛り上げています。

 

 

2008年には、サントリーに加入したオーストラリアのスーパースター ジョージ・グレーガン選手が年俸8000万円と公表されてました。
ソース:サントリーHP

 

 

フランカーのデイビッド・ポーコックもパナソニックで大活躍しています。

 

 

日本人プロはキャノンの年俸は高い?

日本人プレイヤーはどうかと言いますと、キャノンのプロ選手の年俸が高そうです。なぜなら、日本人選手のビックネームが移籍するチームと言えば、キャノンの名を良く耳にするからです。

 

 

2014年には菊谷選手(元トヨタ自動車)、、小野沢選手(元サントリー)、2017年には日本代表のスタンドオフの田村 優選手(元NTTコム)も加入、2019年には、田中史郎選手(元パナソニック)も移籍しています。

 

 

キャノンの何がすごいかと言うとズバリ”環境”です。

 

 

東京都町田市にグランドがあるので一度見に行って下さい。超一流の設備がそこにはあります。設備が充実しているため、JAPANの練習でも使用する事があります。

 


ソース:http://www.canon-eagles.jp/archive/staffreport/report/110225.html

 

勿論、設備だけではないでしょう。選手へのケアも一級品だと思います。キャノンは会社自体、お金がある企業です。非常に大きい会社です。

 

 

良い選手を獲得して強くするには、一流の設備や選手へのケアが必要です。特に、年齢が経つにつれて体のケアは十分に気をつけないといけません。

 

 

しかし、この一流の環境はお金があるから出来るという訳ではありません。会社がどれだけ、ラグビーに力を入れているかです。会社にお金があっても、社長がラグビーに興味が無ければ、一流の環境でプレーする事はできないでしょう。

 

 

毎年、日本一に輝くようなチームであれば必然的に日本一の環境となりますが、キャノンは優勝した事は一回もありません。(2019年時点)

 

 

ラグビーというスポーツでキャノンが日本一になるために、会社が一丸となり活動しているのが目に見える形で良く分かります。

 

 

ちなみに、キャノンは数年前まで社会人1部リーグの所属しており、会社が本気でラグビーに力を入れ始めて3,4年でトップリーグに昇格しております。

 

 

トップリーグに所属する大企業の多くが、日本人をプロ選手として契約して欲しいですね。プロ契約とまでは、いかなくても「現役時代はラグビーに注力出来る」「引退してから仕事で貢献する」が出来れば、選手にとっても日本ラグビーにとっても良い成果が生まれるかと思います。

 

 

とあるチームも日本人プロ化スタート

早稲田大学でキャプテンを務め恩師でもある清宮監督のいたサントリー、そしてNTTコム。しかし、13年度の退団名簿に名前入りし他チームへの移籍先を探していた山下選手が下位リーグのトップイーストに所属する日野自動車レッドドルフィンズへ移籍しました。

 

 

当時、山下選手が日野自動車に移籍するというニュースに驚いたファンも大勢いるでしょうが、このニュースで驚くべき本質は”移籍”ではありません。

 

 

このプロ契約は、日本ラグビーが大躍進を遂げるスタートだったからです。

 

 

日野自動車といえば、全盛期は日本選手権に出場するなどとても強い時期もありましたが、山下選手が移籍した2013年時点では、トップイーストの下位と低迷を続けているチームでした。

 

 

しかし、助っ人外国人選手は毎年新加入しており会社的にも力を入れています。2016年にはニュージーランド セブンス代表のカカ選手が加入、日本人のプロ選手も、佐々木隆道選手(元サントリー)や、村田毅選手(元NEC)もプロ選手として加入、2018年にはトップリーグ昇格を果たしております。

 

↓ギリース・カカ プレー集

 

 

日野レッドドルフィンズは、山下選手が加入するまで日本人をプロ選手として契約した事がありません。山下選手のプロ契約を皮切りにトップイーストチームでもがいていたチームとは全く別のチームに生まれ変わりました。

 

 

選手生命を伸ばす新しい形

 

日野自動車にはもう1つの新しい形が出来ています。

 

2019年に日野レッドドルフィンズに加入した、ロックの北川選手(トヨタ自動車)ですが、プロ選手として移籍したわけではありません。トヨタ自動車には功労者への優遇制度があるらしく、、母校のコーチに出向という形で就任する事が出来ます。

 

 

北川選手も引退後、関東学院大学のコーチに就任する事も出来ましたが、驚きの日野レッドドルフィンズへの移籍でした。しかも、バリバリ活躍しています。

 

 

出向扱いなので、2年もしくは3年後にトヨタ自動車の社員として働く事になると考えられますが、出向という手段が使えるとなると今後 現役生活が延びる選手が多く出てくる事も考えられます。

 

 

世界一の企業に就職した以上は、世界一の企業で仕事を続けたいOBの方もたくさんいるでしょう。

 

 

トヨタ自動車で言えば、グループの中でトップリーグに在籍する企業は、日野レッドドルフィンズの他、マリーン事業を手掛けるヤマハ発動機、トヨタの受託車を生産する豊田自動織機などがあります。

 

 

トヨタ自動車は何と言っても、平均年収832万(平成30年)です。豊田自動織機が少し下回り、日野自動車の平均年収は700万以下とその差は歴然です。

 

 

「ラグビーはもう少し続けたいけど、トヨタ自動車には在籍したい。」という選手は、出向という手段で活躍の場を広げる事が出来そうです。


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